コーディネーショントレーニング ①

今回はコーディネーショントレーニングの簡単なメニューを紹介します。
複数の動きを同時に行うトレーニング

● ジャンケン
右手と左手でジャンケンして、どちらかが勝つようにします。それができたら、近くの人に自分がジャンケンを出す瞬間に勝つ方の手を指定してもらいます。

「右」と言われたら右手が勝つように。「左」と言われたら左手が勝つように、グー・チョキ・パーを選んでください。
まずはゆっくりのテンポで行い、徐々に早いテンポにしていきましょう。

運動神経 ②

前回、運動神経は遺伝ではなく運動の経験数であることをお話しました。
今回は運動神経について細かく説明します。

まず運動神経が良くなりやすい・身につきやすいとされる年齢の期間があります。その期間のことを「ゴールデンエイジ」と言い、期間は約5~12歳とされています。

つまり小学生のうちにたくさん運動をすることが将来の運動神経につながるということです。そのゴールデンエイジの5~9歳の期間が、一番運動神経の伸び率が高いとされています。

多感な時期に限定した生活をしていると、なかなか身につかないものですが、習い事のスポーツだけでなく、他のスポーツや遊びの中で自然と運動神経を身に着けていくことがとても重要です。

運動神経 ①

これまで運動神経を身に着けるためのメニューをいくつかご紹介してきました。

今回はその運動神経について間違った考えをしないように、とても重要なことを紹介します。
まず運動神経のことになると多く聞かれるのが「遺伝のせいで運動神経が良くない」ということです。これは間違いです。

先に正解をお話しすると「運動神経は遺伝ではなく運動の経験数」です。動きがしなやかではない、リズム感がない、バランスが取れないなどは、その経験を沢山することにより運動神経を身に着けることが可能です。

コーディネーション能力の連結能力を鍛えるトレーニング方法について

主な動きは体の複数の部位を連携させての運動です。
上半身と下半身を別の動きや、何かをしながら動くという動作が必要になります。

●トレーニングメニュー

  1. 身体を捻る・バランス
    仰向けになり手と足を地面から少し上げた状態でバランスをとり、身体をひねる動作を繰り返す。
  2. 色々な走り方
    体の上下で手を叩きながらスキップ。
    腕を回しながら走る。
  3. しゃがむ・立つ・くぐる
    あぐらの状態から手を使わずに立ち、そのままあぐらに戻る。
    ハードルなど自分より低い障害物をくぐる。

コーディネーション能力の連結能力について

連結能力とは関節や筋肉をタイミングよく、無駄なく動かす能力です。
動きにしなやかさが感じるような動きです。

連結能力を鍛えることで、力加減やスピード調節によって体の動きをスムーズにし、余分な力を込めすぎ無いようにします。

力を入れ過ぎているとしなやかな動きはできません。さら怪我防止にもつながります。

動作が力みがちで、投げる動作で上体投げ(上体に頼り過ぎた投げ方)になってしまう事や、手だけで振って打球が飛ばないなどの原因にはこの連結能力にあるかもしれません。

力はあるけど、なかなか身体が動かないのはもったいない。そこで次回は連結能力を鍛えるトレーニングを紹介します。

運動神経について ③

運動神経を鍛えるうえで大切なことは、運動の経験数が重要です。

そこでどんな運動が運動神経を養う事に適しているのかを紹介します。

●反応能力

反応能力とは、合図や指示に素早く反応し、適切に反応できるかの能力を言います。

前回「定位能力」を説明しましたが、定位能力と今回の反応能力が一致すると、より野球に効果のあるコーディネーショントレーニングとなります。

① 打球に対する反応の速さ
② 連携の際にある臨機応変な動き
③ 変化球などのタイミング

に生かされます。

次回はどのようなメニューが良いのかを紹介します!

運動神経について ④

運動神経を鍛えるうえで大切なことは、運動の経験数が重要です。

そこでどんな運動が運動神経を養う事に適しているのかを紹介します。

今回は家庭でもできる「反応能力」を養うメニューを紹介します。
前回紹介した野球をする際に使える動きに対して、下記のようなメニューがあります。

① 打球に対する反応の速さ
・5mほど離れたところからボールを落としキャッチする。
・バウンド数やキャッチの仕方を変えバリエーションを増やす。

② 連携の際にある臨機応変な動き
・指示を出す人が両手で数を示す。それに反応し前後左右に反応する。

③ 変化球などのタイミング
・手拍子に合わせジャンプや動きを合わせる。ダンス感覚で行うと楽しみやすい。

これらを練習して「反応能力」を鍛えていきましょう!

運動神経について ②

運動神経を鍛えるうえで大切なことは、運動の経験数がまず大事になります。

そこでどんな運動が運動神経を養う事に適しているのかを紹介します。
家庭でもできるメニューとして、今回は「定位能力(ていいのうりょく)」を養うメニューを紹介します。

定位能力とは動いているものと自分の位置・場所を把握することを言います。
打つ時のボールの追い方や、フライの追い方などに役立ちます!

●定位メニュー

  1. 自分で真上に挙げたボールをキャッチ
  2. 自分で真上に挙げたボールを一回転してからキャッチ
  3. お手玉
  4. 自分の後ろから上に挙げてもらったボールをキャッチ
  5. バットとボールでリフティング

運動神経について ①

運動神経を鍛えるうえで大切なことは、運動の経験数がまず大事になります。
そこでどんな運動が運動神経を養う(やしなう)事に適しているのかを紹介します。

家庭でもできるメニューとして、まずはバランス能力を養うメニューを紹介します。

バランス能力はバランスよく自分の姿勢を保つことと、バランスが崩れたときに立て直す能力になります。

●バランスメニュー

  1. 目をつむって片足立ち
  2. その場で片足ジャンプ
  3. 両足でつま先立ちの繰り返し
  4. 片足の膝を上げて両手は万歳

運動神経について(コーディネーショントレーニング)②

前回は運動神経についてお話ししましたが、その中であった運動神経を鍛える為のコーディネーショントレーニングについて、今回は説明します。

まず、コーディネーショントレーニングで鍛える能力が大きく分け7つあります。
この7つを野球に置き換え例で例えると

  1. リズム感
    バウンド・ピッチャーに合わせられない
  2. バランス
    体重を乗せる時・動作の終わった後
  3. 変換
    プレーの判断・ 切り替え
  4. 反応
    打球判断・早いボールへの対応
  5. 連結
    しなやかな動き・無駄がない動き
  6. 定位
    距離感・送球の位置
  7. 識別
    バットの使い方・ボールを離す位置

に置き変える事が可能です。
野球をしながらも養う事が出来ますが、トレーニングというよりも簡単な遊びの中で自然と感覚的に掴めるように取り組むと、楽しくリラックスして鍛える事ができ、効果を期待できます。