良い筋肉を作るためには材料となるたんぱく質が必要です。植物性のたんぱく質である大豆とたんぱく質の吸収を助けるビタミンB6を多く含む鶏肉を一度に摂れるこのレシピは、筋肉アップを目指す子供たちにピッタリな一品です。
FGレシピはいつも冷蔵庫にある食材を使って手軽に料理を楽しめるように工夫しています。

良質なたんぱく質で筋力アップ!

大豆と鶏ひき肉の松風焼き風

調理時間 50分

材料費 224円/人

難易度 

アレルゲン 卵、鶏肉、大豆

材料(4人分)
大豆水煮350g
鶏ひき肉400g
長ねぎのみじん切り大匙6(約1/2本分)
生姜チューブ小匙1
醤油大匙1
酒・砂糖各大匙2
味噌大匙3
1個
青のりお好みで

手順

オーブンを200度に温める
大豆水煮は粗くつぶす(今回は袋に入れてつぶしました)

ボールに大豆以外を入れ、よく混ぜる

大豆を入れて軽く混ぜ合わせ、クッキングシートを敷いたオーブン皿に流し入れる

表面をならし、青のりを振りかける(青のりはなくてもOK)

200度のオーブンで25~30分焼く
※青のりをかけた時は最後の10分位にアルミホイルをかけると焦げ防止になります
コメント

今回はオーブンで焼きましたが、つくねのように小判型にしてフライパンで焼いてもOKで、しっかりした味付けなのでお弁当のおかずとしてもピッタリな一品です。

畑のお肉と呼ばれる大豆
牛肉と同じ位バランスの取れた良質なたんぱく質である大豆は畑のお肉と呼ばれています。お肉に比べて脂質が少なく、カロリーも控えめなため、体重をコントロールしたい人や、あっさりしたものを食べたい時にもおすすめのたんぱく質です。

※健康な人を対象にした栄養アドバイスです。病気・高齢者・食事を取りづらいなど特別な配慮が必要な人は専門家にご相談ください。

※食事をされる際は当事者の自己責任において調理していただくことを基本とし、本レシピを利用してなされた一切の行為およびその結果についてFor Growthは一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。


FG栄養コラム 28

良質で強い筋肉をつくるために

筋肉はたんぱく質でできている

私たちの体を構成する成分は、約60%が水分、20%がたんぱく質、15%が脂質、残りの5%がミネラルでできていると言われています。以前の栄養コラムで、私たちの体は約37兆個もの細胞で出来ているとお話しましたが、筋肉、骨、内臓、皮膚、髪の毛などそれら全てがたんぱく質でできています。20%の成分で体の枠組みが全て作られているってすごいですよね。

アミノ酸となって体に吸収される

食事から摂取したたんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され、筋肉や内臓を作る材料になったりエネルギー源や脂肪として蓄積されたりします。アミノ酸は20種類あり、自分の体内で作る事のできる非必須アミノ酸(11種類)と、体内では作れない、もしくは十分な量を作れない必須アミノ酸(9種類)に分けられます。スポーツドリンクや栄養補助食品のパッケージなどで『アミノ酸』というワードを見つけたら、「たんぱく質のことだな」「体内で作れない種類もある」と思い出してもらえると嬉しいです!

良質なたんぱく質を取ろう!

強い筋肉を作るには、必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく質を摂取する必要があります。良質なたんぱく質とは、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品のことで、特に鶏肉はアミノ酸の吸収を助けるビタミンB6も多く含んでいるのでオススメです。しかし鶏肉ばかり食べていると栄養素が偏ってしまいますよね。それぞれに含まれるアミノ酸は違うので、たんぱく質の中でも色々な食材を使うように工夫できるといいと思います。

ここでクイズです。
たんぱく質を食べれば食べる程たくさん筋肉ができるでしょうか?

残念ながら答えはNOです。たんぱく質は摂りすぎると消化時の内臓負担が増えるので、小中学生の間は食事から摂取する分で十分だと思います。まだまだ体は成長段階で様々な栄養素が必要です。普段の食事をバランス良く食べる事を大切にしていきましょう!